普通のグラフと違って上手く書けない人へ!ラマンスペクトルのExcelグラフの書き方を紹介!!
軸を逆にするのがややこしい!
理系の学生や研究職の人であれば使う機会の多い分析機器のラマンスペクトル!
装置で分析したデータを解析するときによく利用するのがファイルをcsv.化してExcelでのグラフ化です。
しかし、普通にグラフ化するだけではラマンスペクトル分析の装置内で表示されるグラフのようにできません。
この記事ではラマンスペクトルのExcelグラフの書き方を紹介します。
理系の人でExcelグラフが苦手な人は参考にどうぞ!
- x軸の反転
- y軸の入れ替え
- IRスペクトルへの応用
左へ行くほど少なくなるcm-1の対応!
ラマンスペクトルのグラフはx軸がcm-1となり通常のグラフと異なり右に行くほど値が小さくなります。
ここでラマンスペクトルをExcelグラフの散布図にする場合、普通にやると右に行くほど数値が上がります。
まずグラフを作成して、その後x軸に右クリック、軸の書式設定で出てくる軸を反転に☑を入れます。
これでx軸が右に行くほど数値が小さくなります。
入れ替わったy軸を元に戻す!
x軸を反転すると同時にy軸が右側になってしまいます。
これではグラフが不自然でy軸を左に戻したくなるのが人情というものです。
再び、x軸を右クリック、軸の書式設定で軸との交点ところを軸の値にチェックしてx軸の左端の数値を入力します。
これでy軸は左側に動きますが、y軸の値の数値が右側に来てグラフとして不自然です。
こんどはy軸に右クリックして軸の書式設定、ラベルの位置のところを上端/右端に設定します。
これでExcelグラフでラマンスペクトルの測定機器に表示されるグラフが完成です。
IRのグラフも同じ手順で書ける!
ラマンスペクトルと似たような装置のIRスペクトルでもグラフの形が少し違いますがExcelグラフが同様のやり方で書けます。
y軸に右クリックして軸の交点をy軸の最大値に設定、その後x軸を右クリックしてラベルを上端/右端に設定
これでIRのグラフも完成です。
さいごに
いろいろとやれることが多くて何から手を付けていいのかわからないExcelグラフ
右クリックでいろいろといじってみることが上手く活用できるようになる秘訣です。